ログイン

Archive for the ‘3. 関東地方’ Category

一般社団法人日本ユニバーサルカラー協会理事長 南涼子さん(2)

2011-09-27

今回のインタビューは、前回に引き続き、一般社団法人 日本ユニバーサルカラー協会南涼子さんにお話を伺いました。


一般社団法人 日本ユニバーサルカラー協会の業務内容:
カラースペシャリスト、カラーセラピストの養成・色彩コンサルティング全般・講演

一般社団法人 日本ユニバーサルカラー協会の沿革:

2000年 福祉・医療分野を専門としたカラーコンサルタントとして独立
2001年 全国での講演・大学、専門学校等の講師として活動を始める
2003年 「日本ユニバーサルカラー協会」設立
2010年 「クリスタルカラーセラピー」を考案、開発する
2011年 「美人になれるカラーセラピー」を開発・展開する
日本ユニバーサルカラー協会を一般社団法人化

一般社団法人日本ユニバーサルカラー協会
カラーニュース 中川(以下中川):前回のインタビューで、「ユニバーサルカラー」をライフワークにしたいと仰っていましたが、昨年(2010年)、「クリスタルカラーセラピー」という新しいカラーセラピーも作っていらっしゃいますよね。こちらはどのようなきっかけでお作りになったんですか?

日本ユニバーサルカラー協会 南さん(以下敬称略):もともと専門学校や大学で色彩心理を教えているのですが、そこでよく「カラーセラピーってどう思いますか?」って聞かれていたんですね。その時はあまりカラーセラピーにしっくり来ていなくて興味もなかったんです。占いっぽいというか、スピリチャルっぽいものが多いというイメージで、「理由や根拠があいまいなものが多い」って。個人的には占いは好きなんですよ(笑)。でも、カラーの専門家としての立場としては正直カラーセラピーに対する抵抗感がありました。

中川:時々カラーリストの方に「アンチカラーセラピー」もいらっしゃいますよね。でもアンチだったのになぜカラーセラピーを?

南:教育を続けているとそれなりに深く協会に関わってくれる生徒さんの数も増えていくんですが、ある時、そんな生徒さんの1人から「先生、これだけやっているのに何かツールを作らないんですか?」って言われまして。「色彩心理みたいに、教えている内容はとっても素晴らしいんですが、ちょっと敷居が高く、かたい。もっと初心者でも楽しく、エンターテイメント性を取り入れたものがあったほうが良いのではないでしょうか?」って。それが2010年の5月3日です。

中川:日にちまで覚えているんなんて。大きな転機になった言葉ですね。

南:それまでカラーセラピーには抵抗があったんですけど、「そうか、じゃあ私が好きになれて、納得できるカラーセラピーを作ればいいんだ」と思うようになって。
一般社団法人日本ユニバーサルカラー協会
中川:南さんが「好きになれるカラーセラピー」とはどんなセラピーですか?

南:塗り絵で行うカラーワークもそうなんですが、私は色と形の心理学をずっと教えていたんです。色と形は同じ「視覚」ですから密接に関わっているんですね。そこで、色の性質を表す形を組み合わせたカラーセラピーを思いついたんです。じゃあ素材は何で作ろうかという話になるのですが、長く使える機能性と品質、ビジュアル面も考えてクリスタルガラスに落ち着きました。

中川:それにしても、思いついたのが去年5月、実際形になるまでかなり短い期間ですよね?

南:10年以上前から行っていたカラーワークという色と形に対する下地があったので、考える時間はあまりかかりませんでした。それと思いついてすぐに行動しましたから。それでも、色や形にこだわりがあり妥協をしませんでした。「できません」と業者に言われて、また業者選びから振り出しに戻ったりして…。

中川:1つ1つ違う形をしていますが、これはどうやって決めたんですか?

南:色の特徴がそれぞれありますけど、それを形の要素に1つ1つ置き換えていったんですね。例えば、白は、すべての色光を含んでいるというところで「偏りがない」とも言えますし、「原点の色」ともいえると思うんですね。そうすると、球形は偏りがないですし、形の原点でもあると思うんですね。ミクロの世界もマクロの世界も自然界のものは全て球体が基礎の形ですから。また、茶色は収穫の色、大地の色でもありますが、時間経過や熟成の結果生じる色でもあります。ですから新しさをそぎ落とした安定した形ということで立方体になっている、といった具合です。
一般社団法人日本ユニバーサルカラー協会
中川:白や茶色のように、すべての色と形に意味があるんですね。色は白・ピンク・赤・オレンジ・黄色・緑・青・水色・紫・茶色・黒と11色ありますが、このバリエーションはどのように決めていったんですか?

南:一言で表すことができる身近な色ということで選びました。様々なカラーセラピーがある中で、茶色や黒は、採用していないセラピーも多いと思うのですが、黒も茶色も日常生活では欠かせない色ですよね。どちらの色もインテリアなどで身近に使われる色。黒は私たちが睡眠をとる夜の色、充電には欠かせない色ですし、茶色は肉でも魚でも、食べる前に煮たり焼いたりすると茶色になりますし、大地や土の色でもあるので、私たちの食や欲求に繋がる色。ですから黒と茶色も入れています。逆に灰色は、あいまい過ぎて形にすることが難しいということや、カラーセラピーを行うにあたり色の意味が分かりずらくなるということや、他の色でも充分補うことができるという見地から入れませんでした。

中川:カラーセラピー自体はどのようなプロセスで行っていくのでしょうか?
一般社団法人日本ユニバーサルカラー協会
南:大きく2つ方法があるのですが、まず1つ目が「パーソナルクリスタル」といって、「自分をあらわすならどのクリスタルですか?」と伺って1つ選んでいただく方法です。これはその方のパーソナリティを診断していくものなのですが、そこには「同調」と「補償」があります。「同調」は自分自身の本来の姿に近いもの、「補償」は逆で、自分にないものを求める心理です。もう1つが気になるものを3つ選んでいただく方法です。1つ目が現状、2つ目が課題、3つ目が希望で、希望を叶えるためにどうしたら良いのかを分析していきます。さらにもう1つ「リジェクティブクリスタル」という、避けたくなる、見ていて気持ちが良くないクリスタルを1つ選びます。これはその方が拒否している要素を示します。

中川:「クリスタルカラーセラピー」という言葉を聞くと、一瞬「ユニバーサルカラー」とは違うものであるようにも思えるのですが、どのように「クリスタルカラーセラピー」を「ユニバーサルカラー」に
活かしていこうと考えていらっしゃいますか?

南:先日癒しフェアに出展したのですが、その時ある方が認知症のお母様をお連れになったんですね。せっかくだからパワーストーンをプレゼントしようかと思ったそうなんですが、そのお母様、「クリスタルカラーセラピーのブースが良い」とおっしゃって、クリスタルを1つお買い上げになったんです。自分から「欲しい」と言ったことはそれまでなく、色のついたクリスタルを見たときが初めてだったそうなんです。「クリスタルカラーセラピー」を開発する前もカラーワークなどを行うことで「メンタルケア」として色を活用してきましたが、「クリスタルカラーセラピー」を活用することで、より身近にメンタルケアを行うことができるものと思っています。今後も高齢者施設でのメンタルケアで活かすのはもちろん、前回のインタビューでもお話させて頂きましたが、目が見えない方へも実際クリスタルに触れて頂き「色の形はこうなんですよ」というお話をしながら、色彩教育ができればと思っております。
一般社団法人日本ユニバーサルカラー協会
中川:これからメンタルケアに大いに活用できるツールになりそうですね。新しいカラーセラピーを作る過程で「生みの苦しみ」はありましたか?

南:レベル1で使用するリーディングブックがあるのですが、これは辞書や参考書のように、どういう色を選んだかで意味が参照できるようにしているんですね。これを作る時がいちばん大変だったかもしれません。今となってはいい思い出ですが。

中川:最初の立ち上げ時期は本当に大変ですよね。レベルはいくつまであるのですか?

南:レベル5まであります。レベル2が有料でカウンセリングができるレベル、レベル3がティーチャーとなります。最近は、色彩を学ぶのが初めてという方も多いので、フォローアップ講座も行っているんですよ。

中川:なるほど。広まっていくほど、それだけ受講される方のバックグラウンドも幅広くなりますものね。
ところで、他のカラーセラピーにはない、「クリスタルカラーセラピー」の特徴は何ですか?

南:ズバリ「理論」です。理論がしっかりしているところと、色を視覚的に三次元の形として見せるというものは他にはないですね。あとはクリスタルガラスの輝きやクリア感も魅力ですよ。
一般社団法人日本ユニバーサルカラー協会
中川:こうして11色並べると、ほんとうにキラキラ輝いて素敵ですね。
ところで、もう1つ、「美人になれるカラーセラピー」も展開されていますよね?ネーミングが気になっていたのですが。

南:「クリスタルカラーセラピー」では、2番目に選ぶ「セカンドクリスタル」は、その方にとって必要な要素とみています。例えば「デトックス」や「若返り」のように。それを健康検定とタイアップして栄養学的に導き出し、レシピにしたものが「美人になれるカラーセラピー」です。

中川:テーマごとにレシピが載っていて、とっても面白いですね!

南:これも、クリスタルカラーセラピーを受けたお客様の声をセラピストが吸い上げてでできたものなんです。カラーセラピーのカウンセリングを、内面的に活かすだけではなく、実際目に見える形で活かせるものが必要ではないかと思いまして。

中川:これまでお話を伺って来て、南さんが新しいことを始めるときには、必ず「人」が関わってきていますね。

南:そうなんです。協会を立ち上げるきっかけも、クリスタルカラーセラピーを作った時も、そしてこの美人になれるカラーセラピーもそうですが、全て「仲間」なんです。ユニバーサルカラー協会も仲間がいたからこそここまえ来ることができました。仲間との縁や協力があってこそ、1人ではできなかったことができているので、本当に感謝しています。

中川:さて、これまで2回にわたり、それぞれ「ユニバーサルカラー」、「クリスタルカラーセラピー」の2つの軸でお話を伺ってきましたが、これらを踏まえて、南さんが今後5年10年で実現したいことを教えて頂けますでしょうか。

南:5年後にはカラーセラピーの3本指に入っていたいと思っています。

中川:3本指?それはなぜですか?
一般社団法人日本ユニバーサルカラー協会
南:生徒さんに活躍の場を与えるためには、「クリスタルカラーセラピー」の知名度を上げていく必要があると思うんですね。また「ユニバーサルカラー協会」としても、今はボランティアの人手が足りないんですが、メンバーを増やし層を厚くしたいと思っています。そうして5年後までには「ユニバーサルカラー」の概念をしっかり確立していきたいと思っております。10年後は、さらにステップアップして前回もお話した「目が見えないかたのための色彩教育」も確立していきたいと思っています。

中川:「クリスタルカラーセラピー」が、「ユニバーサルカラー」を広めていくきっかけになって発展していって欲しいですね!南さん、2回にわたりインタビューをさせて頂きありがとうございました。

(2011.8.29 一般社団法人日本ユニバーサルカラー協会オフィスにて)


【取材後記】

お忙しい中2回に渡り、インタビューにご協力頂いた南さん。
最初、福祉や介護という全く未経験の分野で、1人で道を切り開いていらっしゃったバイタリティには頭が下がりました。
10年後には「ユニバーサルカラー」を完成させたいと仰っていたのがとても印象的でした。
2011年10月には一般社団法人化され、今後の発展がますます楽しみです。


一般社団法人日本ユニバーサルカラー協会

一般社団法人 日本ユニバーサルカラー協会

コンセプト:
子供から高齢者まで快適に暮らせる色彩環境、カラーデザイン、色によるメンタルケア手法の開発研究及び提案。

メニュー・サービス・商品:
クリスタルカラーセラピスト養成講座
クリスタルカラーセラピストティーチャー養成講座
色彩心理講座(入門・実践・スペシャリスト・インストラクター)
福祉・医療分野におけるユニバーサルカラーのコンサルティング
講演・企業研修・シンポジウム講師派遣
色彩に関する書籍、寄稿等の原稿執筆

所在地:153-0051 東京都目黒区上目黒1-2-11 藤和中目黒コープ201
アクセス:東急東横線・日比谷線中目黒駅より徒歩3分, 東急東横線代官山駅より徒歩5分
営業時間:10:00-18:00
定休日:土曜、日曜日(講座開催日は除く)
問合先:
  電話 03-3719-5673
  FAX 03-3719-5674
  メール unica@universal-color.jp
  問合フォーム http://www.cctherapy.jp/f_mousikomi.htm
Webサイト1:一般社団法人 日本ユニバーサルカラー協会 オフィシャルサイト
Webサイト2:クリスタルカラーセラピー オフィシャルサイト
ブログ:色彩日誌blog


一般社団法人日本ユニバーサルカラー協会

南 涼子さん

一般社団法人 日本ユニバーサルカラー協会理事長。
日本セルフアートケア(SAC)研究学会監事。
健康検定協会理事。
明治大学公開講座講師。
広告制作会社で企業イベントなどの業務に携っていたことから色彩の重要性を知り、色彩心理、配色理論、色彩計画、パーソナルカラー分析、色彩指導を学ぶ。1997年に文部科学省認定ファッションコーディネート色彩検定一級試験に合格後、高齢者施設・医療施設の色彩計画、高齢者や認知症に対応する色彩の研究に取り組み、特別養護老人ホーム・ケアセンターにてカラーワークセラピーの指導、実践を行う。
主な著書は、「介護に役立つ[色彩]活用術」(現代書林)、「介護力を高めるカラーコーディネート術」(中央法規)。

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger... « Older Entries